『藍染めの命』すくも作り

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藍染といえば「徳島県」です。徳島県は藍染が盛んなだけでなく、藍の葉を育てる農家があり、すくもを作る農家があり、すくもを作って染める職人がいます。

現在ではその全国シェアは約8割。それでも徳島にはたった5軒のすくも農家しか無いそうです。

そんなすくも農家では、寝せこみに約100日、種まきから300日をかけてつくる藍師の汗の結晶であるすくも。

それを簡単にやってしまうって話です。汗

おこがましいにも程がある、無謀な挑戦のお話です。

なんせ初めてのことなので何がどう正しいのか分かりませんが、調べたことをここにまとめておこうと思います。

ぜひ、参考にしてください。

まず、【最低でも3kgくらいの乾燥葉が必要であるということ。】

すくもは乾燥葉を発酵させて作りますので、高い温度をある程度保つ必要があります。

少ない量で温度を高く持たせるのはとても難しいと思われます。

なので、【すくもを作るなら夏が良い。】

真夏ならば常温で作れますが、冬ならば保温などをする必要があり手間がかかります。

では、さっそくやってみましょう。

<必要なもの>

  • 乾燥葉 3kg以上
  • 角タライ(プラケースなど入れる容器)
  • ペットボトルなど水が図れるもの
  • 温度計
  • 新聞紙

乾燥葉

①乾燥葉を粉々にします。

結構大変でした。(粗いザルなどを使うといいようですが・・・、)素手でとにかくこねくり回しました。

ダンボール箱にして5箱分くらいあった乾燥葉がタライ2個に収まるくらいまでカサが減りました。

もっと綺麗に粉にしたかったのですが、限界です。このままいっちゃいましょう。。汗

②タライに乾燥葉を入れて、葉と同量の水を何度かに分けて加えていきます。その都度ムラの無いようによく混ぜます。

ペットボトルで水を大体量り、下の方から少しずつかけながら、混ぜていきます。

乾燥した葉なのでぐんぐん水を吸います。2箱だった乾燥葉が1箱に収まりました。

タライの角や下に水が溜まらないように注意しながら、しっかりと混ぜます。

それがしっかりと発酵し、熱を出させるポイントです。

熱を出させる

③新聞紙を2、3枚、タライの上に乗せて蓋をしておきます。

タライ

冬場ならば毛布や湯たんぽなどで温めながら行うようですが、真夏ならば常温で大丈夫です。

下に汚れ防止のためにダンボールや新聞紙を敷きました。

家の中の風が当たらない場所に置きます。

発酵が進むとアンモニアの匂いがしてきますので、それも考慮して場所を考えます。

④2日目、乾燥葉の0.2~0.3倍の水を加えてよく混ぜます。

⑤以降は、朝夕2度混ぜて温度を測ります。

なるべく温度の高い状態を保つようにします。発酵がピークを過ぎると温度が上がらなくなります。

自然に下がり、気温と同じになるまで続けます。

⑥覆いを外し、日の当たらない場所で乾燥させればすくもの完成です。

すくも

すくも作りの記録

2016年8月6日

晴れの続く暑い日を狙い、すくもづくりのスタートです。

3.1kgの乾燥葉が集まったので、3.1Lの水を加えてよく混ぜます。

2日目

朝、水を0.6L追加しました。すると、夕方には40度を超えてきました。

乾燥した葉に水をかけて、蓋をしているので湿度がすごいです。そのためさっそく白カビが発生。

緑色でなければ問題ないそうですが。

3日目

新聞紙の覆いを外すとムッとした熱とおしっこの匂いがします。まさにアンモニアだ。これはキツイ。

まるで息子のおねしょしたパンツとまったく同じである。笑

4日目

少しゴロゴロとして塊

少しゴロゴロとして塊が出来てきました。ヌルヌルとした感触もあります。

5日目

順調に上がってきていた温度が下がり始めてしまった。

すくも農家さんの作るすくもならば70度近くにもなるとのことでしたが、3kgぽっちの素人にはこれが限界か。

6日目

発酵が落ち着いてきたのか、白カビが消えた。

10日目

気温と同じになったのですくも作りは終了。あとは乾燥させます。

作業が終了し、ほっとしていたら、また白カビが出来てしまった。油断せず混ぜないといけませんね。

すくもは塊になっているし、天気もいまいちでなかなか乾燥しない。

結局、8月いっぱい乾燥させてようやく完成としました。匂いも次第に落ち着いてきました。

すくも

3.1kgあった乾燥葉から出来上がったすくもの量は約2.5kgでした。なぜこんなに量が減ったのでしょうね?

次はいよいよ藍建ての作業です。うまくできるでしょうか。

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コメント

  1. 花布鳥 より:

    はじめまして
    すくものつくり方がとても参考になりました。わたしも藍の発酵建てに挑戦しています。なかなか思うようにいきませんが毎日バケツの中の藍をみるのが楽しみです。
    自分でつくったすくもで藍建てなんていいですね。またその後をお知らせください。楽しみにしています。

  2. mai より:

    花布鳥さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    すくもはなんとか作れた?と思っています。
    が、藍建ての仕方がまったく未知です。
    どうなることか、不安と楽しみで複雑な気分です。
    花布鳥のサイトも見させてもらいました。参考にさせてください。
    よろしくお願いします。

  3. 山口 進 より:

    すくも藍の工程は奥深いことよく分かりました。
    生葉での藍染染料の工程はおそらくもう少し簡略と思いますが参考になる資料などありますでしょうか?
    その過程でろ過など必要でしょうか?

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