茜と玉ねぎ染め【2色染】
久しぶりに今年度初の草木染をしました。バザー前の試し染です。
去年の残りがきちんと使えるかどうか。
茜と玉ねぎ染めです。玉ねぎの皮は友達から分けてもらいました。アリガトー♪
草木染について調べると、分量など難しく書かれていますが、ほとんど目分量で大丈夫です。経験ともいいますが(^_-)v
薄くても、濃くても草木染ですから~お好みです。
なので、この色にして!!と言われると出来ません。
時の運としか言えません。
染る素材や、気温・水温、分量、時間と全てを同一にすることはほぼ不可能ですから。
なので、適当です。
濃くしたければ多めに、長めに。
薄くてもよければ、少なめに、短めに。
よく観察し、「今だ!!」というタイミングで引き上げるだけです。
話が長くなりましたが、材料とやり方、作品の紹介をします☆
材料
染料:茜、玉ねぎの皮
染めるもの:Tシャツ、靴下(どちらも綿100%、事前に豆乳処理をしてます。)
媒染液:みょうばん、鉄媒染液
道具:大きな鍋(煮出す)、バケツ(媒染液を入れる)、不織布の袋(三角コーナーのゴミ入れ)←あると便利です。
やり方
①染料を鍋に入れて、染液を作ります。
分量は適当に、茜は握りこぶしくらい、玉ねぎの皮はタダなのでたくさん入れてみました。
あとで洗い流すことを考え、不織布の袋に入れて煮出すと便利です。
水からでもお湯からでも、大丈夫だと思います。
私はお湯が沸くのを待ちきれないので、水から入れてツンツンします。早く出てこないかな~
茜はすぐに色が出始めます。玉ねぎは30分くらい煮たでしょうか。
水も染める物の大きさを考えて、大きいものを染めるならば、それなりの量が必要ですが、靴下くらいならほんの少しで十分です。
染める物を泳がせることができる大きさ・量がベストですが、Tシャツを泳がすだけの鍋って家庭では不可能ですから・・・。
お湯は沸騰さえておく必要はありません。
冷たくならない程度に保温できていれば十分です。グツグツしてきたら火を弱めます。
②お鍋の中がいい感じの色になったら、いよいよ投入します。
そのままTシャツを入れると、大量の染料を吸いこんでしまいますので、染める物を水で濡らし、軽く絞ってから入れます。
染料に浸っていない場所はムラになってしまうので、Tシャツを泳がせながらお好みの色になるまで待ちます。
途中で、染料が冷たくなってしまったらまた火をつけて、沸騰しないくらいをキープします。
③染まったら十分に水洗いして、余計な染料を流し落とします。
軽く絞って媒染液に浸します。
④媒染液を作ります。
みょうばんは少量のお湯に溶かして、水で薄めます。
鉄媒染は水に少し加えるだけです。足りなければ追加するくらいがいいと思います。かなり黒く強く反応します。
⑤綺麗に発色し、反応が終わるまでしっかりと反応させます。
⑥再度水洗いをしっかり行い、脱水機にかけます。
あとは、陰干しをして完成です。
作品例
Tシャツの2色染(上側/茜染め・媒染:みょうばん、下側/玉ねぎ染め・媒染:みょうばん)
真ん中を輪ゴムで絞り、茜染めをします。下側は染料がつかないようにビニール袋を被せて慎重におこないます。
茜が媒染液まで終わったら、ビニール袋を反対側に被せ、玉ねぎ染めを行います。
ハンカチ(玉ねぎ染め、板締め絞り)
靴下の2色染
玉ねぎ染め(媒染:みょうばん、鉄)
茜染め(媒染:みょうばん、鉄)
それぞれの鍋で1色に染めます。黒っぽくしたい部分だけ鉄媒染液に浸します。
十分に反応したら一度洗い、残りの部分をみょうばんの媒染液に浸します。