藍の生葉染めで綿と麻を染める(ソーダ灰とハイドロコンク使用)

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自分の畑で育てた藍を使って、生葉染めをしました。

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藍の生葉を簡単にただ水の中に絞りだして染めるやり方もありますが、それではシルクは染まりますが綿や麻の布は染まらないそうです。
よって、今回はソーダ灰とハイドロコンクを使って綿と麻のストール染めに挑戦。

育っている藍の生葉がいったいどれくらいの重さがあるのか想像もつきませんでしたが、
片手でめいっぱいつかんだくらいで約200gでした。手の小さい方なら、軽く一握りが100gくらいでしょうか。

分量など参考にしている本で調べたところ、
・『藍の生葉100gでハンカチ3枚』
・『藍の生葉100gに対してソーダ灰15g、ハイドロコンク15g』
・『藍の生葉100gで5L』
これを目安にやってみたいと思います。

使用した藍の生葉の量は200gです。
よって、分量はハンカチ6枚分、必要なソーダ灰とハイドロコンクは30g、染液は10Lできることになります。

藍の生葉染液の作り方

分量:藍の生葉200g、ソーダ灰30g、ハイドロコンク30g

①まず、獲ってきた藍の生葉を枝と葉に分けます。

②量を測りながらミキサーへ入れます。
ミキサーには一度に藍の生葉50gずつ、水を400ml計測しながら入れます。
(水はミキサーが回るように様子を見ながら入れました。)

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③葉がだいたい粉々になったら、不織布へ入れて、葉の残りカスと液体を分けます。

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④まずソーダ灰30gをお湯100mlに溶かして入れます。
緑色だった液が黒っぽく変化します。

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⑤次にハイドロコンク30gをお湯100mlに溶かして入れます。
ハイドロコンクはお湯に溶かすとポコポコと気体が発生して、臭いです。換気をしながら行うといいでしょう。

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藍染めの原液の完成です。

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⑥藍の原液に好みの量の水を加えて使います。目盛りのついたバケツを使うと便利です。
湿らせた布を液に浸して染めるので、布が含んだ水で自然と薄まってしまうと思い、約8Lの濃いめの液を準備してみました。

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これで藍の染液の完成です。

藍の生葉染めの手順

①染める布は湿らせておいてから、藍の生葉染液へ入れます。

②入れたら液の中でムラにならないように動かします。

③しばらくしたら、水の中へ移して揉むようにすると酸化して色が青く変わります。

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④色が薄ければ、もう一度染液へ戻して繰り返します。

⑤色が落ち着いたら、脱水機をかけて陰干しで乾かします。

藍の生葉染めをやってみて、気がついたこと

やってみると、色々なことが分かりました。
実は私は藍の生葉染めで紺色の藍染めができると思っておりました(汗)。が、生葉染めでは空色に染まります。
それはとても涼しげで綺麗な色です。夏場に活躍することでしょう。

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それから、あまり書かれていませんが藍の茎は触るとヌルヌルします。そして、染液もとてもヌルヌルしているのです。
酸化させるにはそのヌルヌルを綺麗に水中で揉みこむようにして落とすと、発色が進むような感じがしました。

次は紺色の藍が作ってみたいです。ついにすくも作りか・・・!?

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