伝統の模様で絞る -雁木(がんぎ)模様と唐松模様-
伝統模様は「青海波(せいがいは)」「亀甲」「七宝」「麻の葉」など様々ありますが、絞りで使える模様の中で雁木模様と唐松模様を紹介します。
雁木模様で杢目(もくめ)絞りときらめき絞り
「雁木(がんぎ)」とは雁が列を作って空を飛んでゆく様子をとらえたものです。
その柄を使って、杢目絞りときらめき絞りを行います。
杢目絞り
杢目絞りとは平縫いと平縫いの間にできる模様が木の断面の杢目のようにみえることから言われています。
今回は4列の雁木模様の繰り返しにしましたが、平行線だったり、等間隔の雁木模様であっても杢目絞りといいます。
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好みのサイズで印刷して使用してください。
<ポイント>
杢目絞りなど連続した模様を布幅いっぱいに絞るときには布の両側にあて布をつけます。
糸を解くのにも便利です。
(やり方)
幅3cm程度の布を用意して、縫い始めと終わりにあて布を3~4針縫います。
きらめき絞り
きらめき絞りは新しい技法のひとつで、雁木模様の「山」と「谷」を一段ごとに表裏と交互に縫っていく絞り方です。
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唐松模様で唐松絞り
・唐松と言えば丸い形ですが、有松・鳴海絞りの伝統柄で角型、菱型などで作られます。
左右対称の柄を真半分に折って、外側から順に何本も平縫いをして絞ります。
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