たたみ絞りに挑戦 ~初めての雪花絞り~
ついに雪花絞りに挑戦です。染料は藍の生葉です。
縫いあげるのと違い、小さいものを染めるのであればとても準備は簡単です。
本当はきっちりとたたむのに何年も修行するのであろうものを、いとも簡単にOKしてしまう。さすが趣味です。
屏風だたみは何列でもいいのですが、初心者なので4列にします。列数が多いほうが厚くなるので高度な技術を要します。
そして、折り方は直角三角形、正三角形、麻の葉などありますが、一番簡単であろう直角三角形と麻の葉に挑戦しました。
長さは最初から一反に挑戦するのはあまりにも無謀なので、約160cmほど準備しました。
雪花絞りのたたみ方
・洗って干した晒しを、アイロンをしながら4列の屏風ただみにします。
・あとは端から直角三角形または麻の葉の形をひたすら揃えて終わりまで折っていきます。折り方は屏風だたみです。
前、後ろ、前、後ろと返しながら行いました。
・最後まで出来てから、直角三角形または麻の葉のサイズを測り、同じ大きさの板を2枚用意します。
・板の3辺に釘を打ち込み、糸が引っかかるようにします。
・布の上下を板で挟み、万力で潰してから糸を結んで止めました。
雪花絞りの染め方
藍の生葉で染めました。
染料の濃度は通常よりも濃いものを用意します。
と言っても、今回使用したのは藍の生葉なのであまり濃い色は出ませんが。。
550gの生葉に対して水を約4Lを使い、ミキサーにかけ、ソーダ灰とハイドロは75gずつ入れました。
直角三角形の雪花絞り
直角の頂点を持ち、半分くらいが染まるように染液入れて、5~10秒したら引き上げます。
麻の葉模様の雪花絞り
鋭角の2角をそれぞれ5秒~10秒浸して、最後に5秒全部を液に浸します。
結果、あまり液が入りませんでした。縁に部分にしか色がつかなかったということは、おそらく締め具合が強すぎたのだと思われます。
次はもっと緩く糸を結んで再度挑戦したいと思います。
雪花絞りは布の状態、折り方もそうですが、たたんだ布の締め具合、藍の状態(温度、気温、濃度)などなど様々な状況によって仕上がりが違ってきます。
本当に難しいものなんだと痛感しました。
でも、これはこれで素人の初めての作品としては綺麗だと満足。今度はもっと青い部分の多い作品を作りたいと思います。